目次
1. OBS Studio最新版とストリームキーを使った配信
2. SHOWROOM推奨設定を用いてOBSで配信を行う方法
3. OBSを使った配信 (Windows/Mac)
4. OBSのプロファイル削除方法
1. OBS Studio最新版とストリームキーを使った配信
この項目では、OBS最新版にて映像や音声の設定をマニュアルで行い配信する方法を記述しています。
※以下の項目では、簡単な手順で配信を始める方法をご案内しておりますので、こちらもお試しください。
>2. SHOWROOM推奨設定を用いてOBSで配信を行う方法
OBS Studio 最新版(version 26.0以降)(本ページでは以降OBSと略します) を使用すると、
Webカメラ・外部カメラ・画像・映像ファイル等様々なソースを使用して多彩な配信をすることができます。
※ 配信するためには SHOWROOM への会員登録と、配信ルームの開設が必要です。
※ OBSのインストールはこちら
※ OBS Studio 最新版(version 26.0)より前のバージョンをご利用の場合は、最新版にアップデートするか、以下の記事をご参照ください。
>3. OBSを使った配信 (Windows/Mac)
■OBS配信を行ったことがある場合
以前からOBSを使ったSHOWROOM配信をされている方に向けた説明です。
- OBS 最新版では配信サービス選択に「SHOWROOM」が追加されているので「カスタムサーバ」を選ぶ必要が無くなりました。
- 配信サービス選択に「SHOWROOM」を選んで、一度適切に設定することで「毎回配信前にストリームキーをコピーして貼り付け」という手順が不要になります。
是非OBSを最新版に更新して配信してみてください。
■初めてOBSを使った配信をする場合
以下の手順に従って設定することで、PCからのSHOWROOM配信が手軽に行えます。
※下記手順1~3は配信を行うPCごとに一度だけ設定を行います。
既に設定が完了したPCで配信を行う場合は、手順4にお進みください。
1.SHOWROOMにログイン後、メニューにある「配信する」ボタンを選択してください。
※配信ルーム画面が表示されたら、「外部エンコーダ設定」ダイアログがあるのをご確認ください。
このダイアログ内の「OBS」タブを選んでください。このアクセスキー次以降のOBS設定で使用します。
(アクセスキーをコピーしておいてください)
2.OBSを起動し、SHOWROOMで配信するために必要な設定を行います。
最新のバージョンのOBSの場合、起動した際に「自動構成ウィザード」のウィンドウが表示される場合があります。
自動構成ウィザードによる設定は行わない事を推奨しておりますので、自動構成ウィザードは実行せずウィンドウを閉じてください。
OBSを起動したら画面右下の「設定」ボタンをクリックします。
「設定」のウィンドウが別ウィンドウで表示されます。以下に示すように設定を行ってください。
3-1 「配信」メニューを選択し、表示される項目を以下のように設定します。
・サービス:SHOWROOM
・サーバー:Default
・ストリームキー:手順2のSHOWROOM配信画面内の「外部エンコーダ設定」ダイアログ「OBS」タブに表示されている「アクセスキー」をコピー&ペーストしてください。
※SHOWROOM内の「アクセスキー」をOBSアプリのSHOWROOM設定の「ストリームキー」に設定してください。
3-2.「出力」メニューを選択し、表示される項目を以下のように設定します。
・出力モード:詳細
・タブ:配信
・オーディオトラック:1を選択
・エンコーダ:x264
・配信サービスのエンコーダ設定を適用する:チェックあり
・出力をリスケールする:チェックなし
・レート制御:CBR
・ビットレート:1500
・特定バッファサイズを使用:チェックなし
・キーフレーム間隔:2
・CPU使用のプリセット:変更不要(※1)
・プロファイル:main
・チューン:zerolatency
・x264オプション:入力不要
※「CPU使用のプリセット」は変更する必要はありませんが、お使いのPCのスペックに応じて変更ください。
※slowなどのCPU使用率が高いプリセットを選択しますと、CPU使用率が上がります。
※CPU使用率が高すぎると映像がかくつく、遅延するなどの事象が生じる可能性がありますのでご注意ください。
3-4.「出力」メニューを表示したまま、「音声」のタブを選択し以下のように設定します。
・音声ビットレート:96(すべてのトラックを同様に設定してください)
3-5.「映像」メニューを選択し、表示される項目を項目を以下のように設定します。
・基本 (キャンバス) 解像度:1920x1080 (※1)
・出力 (スケーリング) 解像度:1280x720
・縮小フィルター:バイキュービック (先鋭化スケーリング、16 のサンプル)
・FPS共通値:30
※お使いのPCの画面解像度により、1920x1080だと大きすぎる場合には1280x720など16:9の比率のサイズに設定してください。
3-6. 全ての設定が完了したら「設定」のウィンドウの右下の「OK」ボタンをクリックします。
次に配信したいソース(Webカメラ/画像/ウィンドウ)を指定します。
配信したいソースに応じて以下をご確認ください。
・4-1. Webカメラを使って配信する場合
・4-2. 画像を指定し音声のみの配信をする場合
・4-3. 他のアプリケーションのウィンドウキャプチャを配信をする場合
4-1. Webカメラを使って配信する場合
a. 「ソース」内の「+」ボタンをクリックし、「映像キャプチャデバイス」を選択します。
b. 「新規キャプチャデバイス」の名前をわかりやすいものに変更し、OKボタンを押します。
(ここでは「Webカメラ」に変更しています)
c. 「デバイス」をお使いの環境に合わせて変更します。
(ここでは「FaceTime HD カメラ」を選択しています)
ご利用のWebカメラによっては上記画像にはない項目が表示される場合がありますが、変更せず「OK」ボタンを押してください。
4-2. 画像を指定し音声のみの配信をする場合
a. 「ソース」内の「+」ボタンをクリックし、「画像」を選択します。
b. 「画像」の名前をわかりやすいものに変更します。
c. 「参照」ボタンを押してPC内に保存された画像を選択します。
4-3. 他のアプリケーションのウィンドウキャプチャを配信をする場合
a. キャプチャするアプリケーションを起動します。
b. 「ソース」内の「+」ボタンをクリックし、「ウィンドウキャプチャ」を選択します。
c. 「ウィンドウキャプチャ」の名前をわかりやすいものに変更します。
d. 表示されるウィンドウの画面中央の選択リストから、aで起動したアプリケーションを選択します。
※ ウィンドウキャプチャが行えないアプリケーションもあります。
5.ソースの指定が完了し映像が表示されたら、画面の右下をドラッグして映像が画面いっぱいに広がるようにします。
6.「配信開始」ボタンをクリックします。
映像が配信ルーム枠内に流れることを確認してください。
(映像が表示されるまで、数十秒かかることがあります。)
また表示されない場合は、何度かページのリロードをお試しください。
7.配信ルーム画面で「ライブ開始」をクリックします。
この時点で「ON LIVE」状態となり、視聴者の方が閲覧・参加できる状態になります。
※ 配信停止の際は必ず以下の手順を確実に行ってください。配信ルーム画面の「ライブ終了」をクリックしただけでは、視聴者の方の環境により配信が流れ続けてしまう場合があります。
◯配信を停止する場合
配信を停止する場合は、以下の手順を行います。
-
OBSの「配信終了」ボタンをクリックします。
-
配信ルーム画面で「ライブ終了」をクリックします。
※この時点で「OFF LIVE」状態となり、視聴者の方が参加できなくなります。
◯配信が開始されない場合
うまく配信が開始されない場合は、以下をお試しください。
- OBSの再起動
- アクセスキーのリフレッシュ(下記参照)
◯アクセスキーのリフレッシュについて
「外部エンコーダ設定」ダイアログの「OBS」タブに表示されているリフレッシュボタンをクリックすると、アクセスキーが再発行されます。(以前のキーは無効化されます。)
セキュリティの観点上、定期的にリフレッシュすることをお勧めします。
2. SHOWROOM推奨設定を用いてOBSで配信を行う方法
この項目では、ファイルとして提供している「SHOWROOMが推奨するOBSの設定」(以降その設定のファイルを「プロファイル」と記述します)を使って配信をする手順を記述しております。
PCで配信を行う場合、SHOWROOMではOBS Studio (以降OBSと記述します)を使用した配信を推奨しております。
プロファイルをご利用いただくことで、SHOWROOMでの配信の推奨設定がOBSに自動で適用されます。
推奨設定だと、映像や音の乱れが発生しにくくなるため、視聴者へ快適な配信をお届けすることができます。是非お試しください。
※ 配信するためには SHOWROOM への会員登録と、配信ルームの開設が必要です。
※ OBSのインストールはこちら
※プロファイルを読み込む前に、以下をご確認ください。
・OBSが最新バージョンであること(version 26以降)
・OBSで配信が行われていないこと
以下の手順はWindows環境でのスクリーンショットとなっています。
macOS環境では文言が異なる場合がございますので、予めご了承ください。
※本ページの手順でプロファイルの追加を行ったことがある場合、再度同じ手順でプロファイルの追加を行うと、「SHOWROOM」というプロファイルが複数表示されます。
※先に追加されたプロファイルを削除するには以下の記事をご参照ください。
>4. OBSのプロファイル削除方法
■手順
1. プロファイル「SHOWROOM_OBS_profile.zip」をダウンロードしてください。
2. ダウンロードした「SHOWROOM_OBS_profile.zip」を解凍してください。
3. OBSのメニューの「プロファイル」から「インポート」を選択してください。
OBSのメニューの「プロファイル」に「SHOWROOM」というメニューが追加されます。
「SHOWROOM」を選択してください。
■注意事項
※「SHOWROOM」プロファイルで配信した際に「配信が途切れる」「配信できるが映像の乱れが生じる」などの事象が生じた場合、3の手順でSHOWROOM_Lowのフォルダを選択し、追加される「SHOWROOM_Low」のプロファイルをご利用ください。
※「配信が途切れる」「配信できるが映像の乱れが生じる」などの事象が生じる原因は以下が考えられます。お手元の環境をご確認ください。
・通信環境が不安定、または十分な転送速度が出ない
・PCのCPU使用率またはメモリ使用率が常に100%に近い
以降、配信する際に「プロファイル:SHOWROOM」になっていることを確認し、下記の手順いずれかで配信を開始します。
(OBS Studio最新版とストリームキーを使った配信を推奨しています)
>1. OBS Studio最新版とストリームキーを使った配信
>3. OBSを使った配信 (Windows/Mac)
3. OBSを使った配信 (Windows/Mac)
この項目では、OBSのバージョンが古い場合の手順について記述しております。
そのため、OBS 最新版(version 26.0以降)をご利用の方は、以下の記事をご参照ください。
>1. OBS Studio最新版とストリームキーを使った配信
OBS Studio (以降OBSと記述します) を使用すると、Webカメラ・外部カメラ・画像・映像ファイル等様々なソースを使用して多彩な配信をすることができます。
このページでは映像や音声の設定をマニュアルで行い配信する方法を記述しています。
※以下のヘルプセンターの項目では、簡単な手順で配信を始める方法をご案内しておりますので、こちらもお試しください。
>2. SHOWROOM推奨設定を用いてOBSで配信を行う方法
※ 配信するためには SHOWROOM への会員登録と、配信ルームの開設が必要です。
※ OBSのインストールはこちら
■手順
1. SHOWROOMにログイン後、サイドメニューにある「配信する」ボタンを選択してください。
2. 配信ルーム画面が表示されたら、「外部エンコーダ」ダイアログがあるのをご確認ください。
※このダイアログで表示された内容を次以降の手順で使用します。
3. OBSを起動し、SHOWROOMで配信するために必要な設定を行います。
最新のバージョンのOBSの場合、起動した際に「自動構成ウィザード」のウィンドウが表示される場合があります。
自動構成ウィザードによる設定は行わない事を推奨しておりますので、自動構成ウィザードは実行せずウィンドウを閉じてください。
OBSを起動したら画面右下の「設定」ボタンをクリックします。
「設定」のウィンドウが別ウィンドウで表示されます。以下に示すように設定を行ってください。
3.1. 「配信」メニューを選択し、表示される項目を以下のように設定します。
・配信種別:カスタムストリーミングサーバ
・URL:手順2の「外部エンコーダ」タブで表示されている「配信URL」をコピー&ペーストしてください。
・ストリームキー:手順2の「外部エンコーダ」タブで表示されている「ストリームキー」をコピー&ペーストしてください。
・認証を使用する:チェックなし
※ 配信URLとストリームキーは配信毎に変わる場合がありますので、「外部エンコーダ」タブで表示されているものを設定してください。
3.2. 「出力」メニューを選択し、表示される項目を以下のように設定します。
・出力モード:詳細
・タブ:配信
・オーディオトラック:1を選択
・エンコーダ:x264
・配信サービスのエンコーダ設定を適用する:チェックあり
・出力をリスケールする:チェックなし
・レート制御:CBR
・ビットレート:1500
・特定バッファサイズを使用:チェックなし
・キーフレーム間隔:2
・CPU使用のプリセット:変更不要(※1)
・プロファイル:main
・チューン:zerolatency
・x264オプション:入力不要
※1 「CPU使用のプリセット」は変更する必要はありませんが、お使いのPCのスペックに応じて変更ください。
slowなどのCPU使用率が高いプリセットを選択しますと、CPU使用率が上がります。
CPU使用率が高すぎると映像がかくつく、遅延するなどの事象が生じる可能性がありますのでご注意ください。
3.3. 「出力」メニューを表示したまま、「音声」のタブを選択し以下のように設定します。
・音声ビットレート:96(すべてのトラックを同様に設定してください)
3.4. 「映像」メニューを選択し、表示される項目を項目を以下のように設定します。
・基本 (キャンバス) 解像度:1920x1080 (※1)
・出力 (スケーリング) 解像度:1280x720
・縮小フィルター:バイキュービック (先鋭化スケーリング、16 のサンプル)
・FPS共通値:30
※1 お使いのPCの画面解像度により、1920x1080だと大きすぎる場合には1280x720など16:9の比率のサイズに設定してください。
3.5. 全ての設定が完了したら「設定」のウィンドウの右下の「OK」ボタンをクリックします。
4. 次に配信したいソース(Webカメラ/画像/ウィンドウ)を指定します。
配信したいソースに応じて以下をご確認ください。
・4-1. Webカメラを使って配信する場合
・4-2. 画像を指定し音声のみの配信をする場合
・4-3. 他のアプリケーションのウィンドウキャプチャを配信をする場合
・4-1. Webカメラを使って配信する場合
a. 「ソース」内の「+」ボタンをクリックし、「映像キャプチャデバイス」を選択します。
b. 「新規キャプチャデバイス」の名前をわかりやすいものに変更し、OKボタンを押します。
(ここでは「Webカメラ」に変更しています)
c. 「デバイス」をお使いの環境に合わせて変更します。
(ここでは「FaceTime HD カメラ」を選択しています)
ご利用のWebカメラによっては上記画像にはない項目が表示される場合がありますが、変更せず「OK」ボタンを押してください。
・4-2. 画像を指定し音声のみの配信をする場合
a. 「ソース」内の「+」ボタンをクリックし、「画像」を選択します。
b. 「画像」の名前をわかりやすいものに変更します。
c. 「参照」ボタンを押してPC内に保存された画像を選択します。
・4-3. 他のアプリケーションのウィンドウキャプチャを配信をする場合
a. キャプチャするアプリケーションを起動します。
b. 「ソース」内の「+」ボタンをクリックし、「ウィンドウキャプチャ」を選択します。
c. 「ウィンドウキャプチャ」の名前をわかりやすいものに変更します。
d. 表示されるウィンドウの画面中央の選択リストから、aで起動したアプリケーションを選択します。
※ ウィンドウキャプチャが行えないアプリケーションもあります。
5. ソースの指定が完了し映像が表示されたら、画面の右下をドラッグして映像が画面いっぱいに広がるようにします。
6. 「配信開始」ボタンをクリックします。
映像が配信ルーム枠内に流れることを確認してください。※映像が表示されるまで、数十秒かかることがあります。
また表示されない場合は、何度かページのリロードをお試しください。
7. 配信ルーム画面で「ライブ開始」をクリックします。
この時点で「ON LIVE」状態となり、視聴者の方が閲覧・参加できる状態になります。
※ 配信停止の際は必ず以下の手順を確実に行ってください。配信ルーム画面の「ライブ終了」をクリックしただけでは、視聴者の方の環境により配信が流れ続けてしまう場合があります。
◯配信を停止する場合
配信を停止する場合は、以下の手順を行います。
- OBSの「配信終了」ボタンをクリックします。
- 配信ルーム画面で「ライブ終了」をクリックします。
※この時点で「OFF LIVE」状態となり、視聴者の方が参加できなくなります。
4. OBSのプロファイル削除方法
OBS Studio (以降OBSと略します)に追加したプロファイルの削除手順は、以下のとおりです。
※本項目で使用している画像は、2019/5/8時点のOBSの最新版(バージョン23.1)での画像となります。
■手順
1. OBSのメニューの「プロファイル」から削除するプロファイル名を選択してください。
※削除するプロファイル名にチェックがついていることを確認してください。
2. OBSのメニューの「プロファイル」から削除を選んでください。
※削除後、メニューの「プロファイル」に削除対象のプロファイル名がないことを確認してください。