OBS Studio (本ページでは以降OBSと略します) を使用すると、Webカメラ・外部カメラ・画像・映像ファイル等様々なソースを使用して多彩な配信をすることができます。
本ページは古いバージョンの記事となりますのでOBS 最新版(version 26.0以降)をご利用の方は以下の記事をご参考ください。
・OBS Studio最新版とストリームキーを使った配信
このページでは映像や音声の設定をマニュアルで行い配信する方法を記述しています。
※以下のヘルプセンターの項目では、簡単な手順で配信を始める方法をご案内しておりますのでこちらもお試しください。
・SHOWROOM推奨設定を用いてOBSで配信を行う方法
※ 配信するためには SHOWROOM への会員登録と、配信ルームの開設が必要です。
※ OBSのインストールはこちら。
1. SHOWROOMにログイン後、メニューにある「配信する」ボタンを選択してください。
2. 配信ルーム画面が表示されたら、「外部エンコーダ」ダイアログがあるのをご確認ください。このダイアログで表示された内容を次以降の手順で使用します。
3. OBSを起動し、SHOWROOMで配信するために必要な設定を行います。
最新のバージョンのOBSの場合、起動した際に「自動構成ウィザード」のウィンドウが表示される場合があります。
自動構成ウィザードによる設定は行わない事を推奨しておりますので、自動構成ウィザードは実行せずウィンドウを閉じてください。
OBSを起動したら画面右下の「設定」ボタンをクリックします。
「設定」のウィンドウが別ウィンドウで表示されます。以下に示すように設定を行ってください。
3.1. 「配信」メニューを選択し、表示される項目を以下のように設定します。
・配信種別:カスタムストリーミングサーバ
・URL:手順2の「外部エンコーダ」タブで表示されている「配信URL」をコピー&ペーストしてください。
・ストリームキー:手順2の「外部エンコーダ」タブで表示されている「ストリームキー」をコピー&ペーストしてください。
・認証を使用する:チェックなし
※ 配信URLとストリームキーは配信毎に変わる場合がありますので、「外部エンコーダ」タブで表示されているものを設定してください。
3.2. 「出力」メニューを選択し、表示される項目を以下のように設定します。
・出力モード:詳細
・タブ:配信
・オーディオトラック:1を選択
・エンコーダ:x264
・配信サービスのエンコーダ設定を適用する:チェックあり
・出力をリスケールする:チェックなし
・レート制御:CBR
・ビットレート:1500
・特定バッファサイズを使用:チェックなし
・キーフレーム間隔:2
・CPU使用のプリセット:変更不要(※1)
・プロファイル:main(※2)
・チューン:zerolatency
・x264オプション:入力不要
※1 「CPU使用のプリセット」は変更する必要はありませんが、お使いのPCのスペックに応じて変更ください。
slowなどのCPU使用率が高いプリセットを選択しますと、CPU使用率が上がります。
CPU使用率が高すぎると映像がかくつく、遅延するなどの事象が生じる可能性がありますのでご注意ください。
※2 プロファイルがbaseline以外の状態で配信した場合、一部の環境で配信が正常に観られないなどの影響が出ますので、必ずbaselineに設定してください。
3.3. 「出力」メニューを表示したまま、「音声」のタブを選択し以下のように設定します。
・音声ビットレート:96(すべてのトラックを同様に設定してください)
3.4. 「映像」メニューを選択し、表示される項目を項目を以下のように設定します。
・基本 (キャンバス) 解像度:1920x1080 (※1)
・出力 (スケーリング) 解像度:1280x720
・縮小フィルター:バイキュービック (先鋭化スケーリング、16 のサンプル)
・FPS共通値:30
※1 お使いのPCの画面解像度により、1920x1080だと大きすぎる場合には1280x720など16:9の比率のサイズに設定してください。
3.5. 全ての設定が完了したら「設定」のウィンドウの右下の「OK」ボタンをクリックします。
4. 次に配信したいソース(Webカメラ/画像/ウィンドウ)を指定します。
配信したいソースに応じて以下をご確認ください。
・4.1. Webカメラを使って配信する場合
・4.2. 画像を指定し音声のみの配信をする場合
・4.3. 他のアプリケーションのウィンドウキャプチャを配信をする場合
4.1. Webカメラを使って配信する場合
a. 「ソース」内の「+」ボタンをクリックし、「映像キャプチャデバイス」を選択します。
b. 「新規キャプチャデバイス」の名前をわかりやすいものに変更し、OKボタンを押します。(ここでは「Webカメラ」に変更しています)
c. 「デバイス」をお使いの環境に合わせて変更します。(ここでは「FaceTime HD カメラ」を選択しています)
ご利用のWebカメラによっては上記画像にはない項目が表示される場合がありますが、変更せず「OK」ボタンを押してください。
4.2. 画像を指定し音声のみの配信をする場合
a. 「ソース」内の「+」ボタンをクリックし、「画像」を選択します。
b. 「画像」の名前をわかりやすいものに変更します。
c. 「参照」ボタンを押してPC内に保存された画像を選択します。
4.3. 他のアプリケーションのウィンドウキャプチャを配信をする場合
a. キャプチャするアプリケーションを起動します。
b. 「ソース」内の「+」ボタンをクリックし、「ウィンドウキャプチャ」を選択します。
c. 「ウィンドウキャプチャ」の名前をわかりやすいものに変更します。
d. 表示されるウィンドウの画面中央の選択リストから、aで起動したアプリケーションを選択します。
※ ウィンドウキャプチャが行えないアプリケーションもあります。
5. ソースの指定が完了し映像が表示されたら、画面の右下をドラッグして映像が画面いっぱいに広がるようにします。
6. 「配信開始」ボタンをクリックします。
映像が配信ルーム枠内に流れることを確認してください。(映像が表示されるまで、数十秒かかることがあります。)また表示されない場合は、何度かページのリロードをお試しください。
7. 配信ルーム画面で「ライブ開始」をクリックします。
この時点で「ON LIVE」状態となり、視聴者の方が閲覧・参加できる状態になります。
※ 配信停止の際は必ず以下の手順を確実に行ってください。配信ルーム画面の「ライブ終了」をクリックしただけでは、視聴者の方の環境により配信が流れ続けてしまう場合があります。
◯配信を停止する場合
配信を停止する場合は、以下の手順を行います。
1. OBSの「配信終了」ボタンをクリックします。
2. 配信ルーム画面で「ライブ終了」をクリックします。
※この時点で「OFF LIVE」状態となり、視聴者の方が参加できなくなります。