1. はじめに
「権利について」というと、少し難しいイメージがあり、気がひけてしまいますよね。
しかし今後みなさんが演者さんとして世界中に発信をしていく上で、避けては通れないポイントです。
しっかり意識する癖をつけておきましょう。
配信中はもちろん、あなたのルーム名やニックネーム、ルーム画像やプロフィール画像を選ぶ時、制作に関する権利や人の写真に関する権利など、様々な権利が関係してきます。
以下に、権利が関わり無断で使用してはいけないものの代表例を挙げてみます。
【例】
・ルーム名
→ 漫画の名前やドラマ・映画のタイトル(商標権等に関係する)
・ルーム画像
→ 有名アイドルグループやアーティストのロゴ、有名人の顔写真(著作権、パブリシティ権等に関係する)
・ルーム内の動画
→ あなたが権利を持たない第三者が制作した動画(著作権等に関係する)
・アバターのイラスト
→ アニメやゲームのキャラクター(著作権等に関係する)
2. 音楽に関する権利
・音楽著作権について
音楽を配信される場合(アカペラ配信等)には、利用できる楽曲かをJASRAC /NexToneの各サイトの「インタラクティブ配信」の項目にてご確認いただき、SHOWROOM内の使用楽曲管理のページにて「使用楽曲追加」「使用楽曲保存」をお願いいたします。
※申請は楽曲を使用した放送の回数分申請を行ってください。
※同一楽曲を複数回申請する場合も放送の回数分だけ申請をお願いします。
※1度に申請可能な曲数は5曲までとなります。
※虚偽の申請や実態と異なる申請があった場合、アカウント停止等の処置をさせて頂く可能性がございます。
・著作隣接権(レコード製作者の権利 ※いわゆる原盤権)について
配信する際にCDを流したり、カラオケ音源を流すためには、上記の使用楽曲追加・保存の対応以外に、個別にCDやカラオケ音楽原盤の権利者(レコード会社やカラオケ事業者等)へ許諾を取る必要があります。
【例】
・カラオケBOXでのカラオケ配信
→ カラオケBOX(店舗)およびカラオケ事業者等の許諾が必要です。
・自宅でのCDのカラオケトラックを使ったカラオケ配信
→ レコード会社等の許諾が必要です。
・アカペラ・弾き語り
→ 音楽著作権上問題なければ配信して問題ありません。
※ただし、元の曲を大きく変えて歌唱するなどの行為をした場合、権利者から「著作者人格権」に基づく権利主張をされる可能性があります。
※SHOWROOMのカラオケ機能を使用してSHOWROOM内で配信する場合のみ許諾不要です。
※上記はSHOWROOM特有のものではなく法律に基づいた注意点です。みなさまがトラブルに巻き込まれないためにもご理解いただけますようお願い申し上げます。
3. 画像・動画に関する権利
・著作権
有名キャラクターやインターネット上の他人の画像・動画などを無断で利用することは著作権侵害にあたる可能性がありますので、避けましょう。
バナー作成のときなどもご注意ください。
・肖像権、パブリシティ権等
他人の顔・姿(肖像)や、有名タレント・アーティストの財産である肖像・写真を無断で使用してインターネットなどで公開することは、肖像権またはパブリシティ権の侵害行為にあたることがあります。
これらの画像を無断使用することはやめましょう。
4. おわりに
繰り返しになりますが、配信において、他人の楽曲を演奏する(アカペラ、弾き語りなど)場合、SHOWROOMで申請できる楽曲であれば可能ですが、カラオケ音源(自作カラオケは除く)を使用される場合は、権利者の許諾を取る必要があります。
また、他人の画像、イラスト、ロゴなどを使用する場合でも、その権利者から許諾を取らなければなりません。
これら楽曲や画像などを無断で使用することは法律で禁止されており、懲役刑や罰金を科せられるおそれがあります。
インターネットによって誰もが簡単に楽曲や画像などを手に入れることができるようになりましたが、それらを使用する際には必ず権利があることを意識し、少しでも不安なものがあれば、基本的には使わないようにしましょう。
ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。